平成28年度 春期(問1〜40)

問1

計算

問2

26進数

問3

ケンドール記法

待ち行列の性質を表す方法。 ケンドール記法では待ち行列の性質を「サービス要求の発生頻度分布/サービス窓口数」で表現。

M/M/1の待ち行列

ケンドール記法によって表現された待ち行列の性質で、次の条件が成立している状態。
1. 要求がランダムに発生する(ポアソン分布)
2. 処理時間がランダムである。
3. 窓口数は一つである。

問4

ビット問題

問6

並列処理

問7

リエントラント

再入可能ともいい、同一時点で複数のタスクから並列的に呼び出されて使用できる性質。

リカーシブ

再帰的ともいい、プログラムがそのプログラム自身を呼び出すこと。

リユーザブル

再利用性ともいい、同時に並列的に実行することはできませんが、別のプログラムでも利用できる性質。

リロケータブル

再配置可能ともいい、プログラムを主記憶のどの領域にロードしても実行できる性質。

問8

スタックポインタ

サブルーチン呼び出し時に、戻り先アドレス及びレジスタの内容を格納するメモリのアドレス

問9

SIMD

並列処理を行うための様式の一つで、単一の命令ストリームを基に、 複数のデータに対して複数の演算ユニットが同期をとりながら並列にそれぞれのデータを処理する方式。

SISD

単一の命令ストリームを一つの演算ユニットで実行する手法。

MISD

複数の命令ストリームを単一の処理ユニットで実行する。

MIMD

複数の命令ストリームを、複数の演算ユニットを使って非同期で同時に実行する手法。

問10

USBは、PCなどのホスト機器に周辺機器を接続するシリアルインターフェース。 四つの転送スピードをもつシリアルインターフェースであり、スーパースピードモードは、PCと外付け磁気ディスクとの接続などに使用される。

問11

液晶ディスプレイ

カラーフィルタと偏光フィルタを透過させ、液晶の分子方向によってバックライトの光の量を制御することで要求する光の色と量を表現する。

有機ELディスプレイ

電圧を加えると発行する有機化合物を用いる。 大型化に課題がありますが、コントラストや視野角の特性がよいので、今後の普及が見込まれる。

ブラウン管

電子銃から発射された電子ビームが蛍光体に当たって発光する。

プラズマディスプレイ

放電によって発生する紫外線と蛍光体を利用する。

問12

3層アーキテクチャ

システムをデータベース層、ファンクション層、プレゼンテーション層に分割することで、個々の層にかかる負荷を分散させ、設計の独立性を高めるシステム構築技法。各層のOSは異なってもよい。

問13

計算

問14

ライブマイグレーション

仮想サーバーで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく、他の物理サーバへ移し替える技術。

ストレージの自動階層化

データの利用目的や頻度などに応じて、データを格納するのに適したストレージへ自動的に配置することによって、情報活用とストレージ活用を高める技術。

データベースのマルチテナント化

複数の利用者でサーバやデータベースを共有しながら、利用者ごとにデータベースの内容を明確に分離する技術。

動的リソースプール

利用者の要求に応じてリソースを動的に割り当てたり、不要になったリソースを回収して別の利用者のために移し替えたりする技術。

問15

分散処理システムにおいての透過性

アクセス透過性

データの実際の場所やアクセス方法に関わらず、利用者からは同じようにアクセスできる。

位置透過性
移動透過性
複製透過性
並行透過性
障害透過性
セキュリティ透過性
規模透過性

問16

フェールセーフ

システムに障害が発生した時でも、常に安全側にシステムを制御。

フェールソフト

システムの機能に異常が発生した時に、すぐにシステムを停止しないで機能を縮退させて運用を継続する。

フォールトトレランス

システムを構成する要素のうち、信頼性に大きく影響するものを複数備えることによって、システムの信頼性を高める。

フールプルーフ

オペレータや利用者が不注意などで誤った操作をしても、重大な誤動作につながらないように、人為的な誤りを回避させるようにする設計。

問17

ページング計算

問19

プリエンプティブのスケジューリング方式

OSがCPU時間を管理し、あらかじめ決められた優先順序に実行中タスクを一時的に中断し別のタスクにCPUを割り当てます。

ノンプリエンプティブ

OSではなく実行中のタスクが実行終了などのきっかけでCPUを別のタスクに渡すことで、次のタスクが実行を開始する。

問21

コンピュータの主記憶として多く使われる記憶装置にDRAMSRAMがある。

DRAM

一種のコンデンサで、電荷によって情報を記録する。 安価で大容量化も容易ですが、再書き込み(リフレッシュ動作)が必要。

SRAM

論理回路フリップフロップで構成される。 リフレッシュ動作は不要で、動作速度も速く、主記憶以外にキャッシュメモリとしても用いられる。

問22

パワーゲーティング

動作する必要がない回路ブロックへの電源供給を遮断することによって、消費電力を減らす。

問23

アクチュエータ

コンピュータが出力した電気信号を力学的な運動に変える。

A/Dコンバータ

アナログ電気信号を、コンピュータが処理可能なディジタル信号に変える。

物理センサ

物理量を検出して、電気信号に変える。

問24

コンピュータの小型化や製造コストの削減、多機能ワンチップ化のための手法に、 SoC(System on Chip)SiP(System in Package)がある。

SoC

必要とされる全ての機能(システム)を集積した1個の半導体チップ。 LSIを構成する1枚のシリコンウェハー上に、機能のすべてをもたせた多機能LSI

SiP

各機能を個別に最適化されたプロセスで製造し、パッケージ内でそれぞれのチップを適切に配線した半導体チップ。

問26

平成29年度 春期(問40〜80)

問41

DNSキャッシュポイズニング攻撃対策

再帰的な問合せに対しては、内部ネットワークからのものだけに応答するように設定する。

問42

WPA2-PSK

アクセスポイントに設定されているのと同じSSIDとパスワードが設定されている端末だけに接続を許可する。

問43

WAF

XSSSQLインジェクションなどの攻撃を検知してブロックする仕組み。 復号化する仕組みがない場合は、HTTPの通信の上に置く必要がある。

問45

VPNで使用されるプロトコルTLSIPsecL2TPがある。

TLS(Transport Layer Security)

アプリケーション層のプロトコルトランスポート層から見て認証・暗号化するプロトコルSSLがバージョンアップして名称が変わったもの。

IPsec(IP Security architecture)

IPパケット単位で暗号化する仕組み。IPの拡張なのでOSI基本参照モデルでは第3層になる。

L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)

データリンク層の暗号化プロトコル。「Layer 2」がOSI基本参照モデルの第2層を示している。

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問46

プラットフォーム開発

基本となるハードウェアとソフトウェアを共通化し、追加のハードウェアやアプリケーションを搭載することで様々な機器を開発する手法です。

メリット

ソフトウェアを複数の異なる機器に共通して利用することが可能になるので、 ソフトウェア開発効率を向上できる。

問47

汎化

いくつかのサブクラスに共通する特性を抽出してスーパークラスを定義すること。

特化

スーパークラスからサブクラスを作成すること。

問49

アジャイルソフトウェア開発

計画性を重視するウォーターフォール開発に比べて、開発単位を細分化し反復型の開発(イテレーション)を行いながら要件を満たしていくことでリスクを最小化し開発効率を高める。 f:id:kanekok13:20171007193225p:plain

問51(難しい)

アーンドバリュー分析

プロジェクトの成果を定量的に測定する手法。 スケジュールやコストの進捗状況を金額に換算して検証します。これを用いて、プロジェクトがある時点でどこまで進捗しているかを予測することができる。

PV(Planed Value

測定時において終了すると予定していた作業量を金額で表したもの。

AC(Actual Cost)

PVまでに費やした作業量を金額で表したもの。

EV

PVまでに実際に終了した作業量を金額で表したもの。

問55

ITサービスにおける可用性

停止など支障なく利用者がITサービスを利用できることを指し、一般的には稼働率で示される。

問57

ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセス

根本原因の特定

障害などのトラブルによってITサービスを停止または品質を低下させる事象がインシデントです。 インシデントが発生した時は、インシデント管理プロセスでサービスを復旧させる。 この後、問題管理プロセスで問題の根本原因を特定して排除し、インシデントの再発や未然防止をする。

問59

販売管理システムにおける監査手続き

漏れや重複はプルーフリストと受注伝票との照合が行われているか、プルーフリストと受注伝票上の照合印を確かめる。

問62

プログラムマネジメント

複雑化、複合化した活動を複数のプロジェクトに分け、各プロジェクト間の調整、連携、相互作用によって目標を達成することを目指すマネジメント手法。

問63

バランススコアカード

財務の視点

売上高、利益、流動性比率、自己資本比率など

顧客の視点

顧客満足度、顧客定着率、クレーム発生率、市場占有率など

内部ビジネスプロセスの視点

在庫回転率、品質、納期、品切れ率など

学習と成長の視点

人材育成、新技術開発、知的財産向上など

問64

アクティビティ図

業務要件定義において、業務フローを記述する際に、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図。

クラス図

UMLの中で最もよく使われる重要な図で、クラスの構造やクラス間の静的な関係を表します。

状態遷移図

システムが取り得る状態が有限個の場合、状態がイベントをきっかけにして別の状態に遷移する状態を視覚的に表現する図。

ユースケース

UMLにおいて、利用者から見たシステムを表したもの。システムの全体像、システムの機能と利用者の境界を明確に表現できる。

問65

ファウンド

半導体の生産設備だけをもっていて設計は行わないで、委託元の設計に基づいて半導体製造(委託生産)だけを専門に行う企業。

IPプロバイダ

IPは、設計資産のことで、設計した回路構成などのIPを販売する企業。

デザインハウス

半導体の回路設計のみを行う企業。半導体メーカから設計の全体あるいは一部分の設計の委託を受けて回路設計を行います。

ファブレスメーカ

製造業において、自社で工場などの生産設備を持たないで、生産については外部の企業に委託して行う企業。 寺社では製品の企画・設計や販売などを行い、生産は行いません。

問66

M&A垂直統合

製品やサービスを供給するために必要な業務や特定の工程(機能)を提供する企業を取り込むこと。 例えば、製品企画から製造、販売までを一貫して行うことができます。

M&A水平統合

同業種の企業がM&A、系列かや連携などで一体化すること。 これにより市場における規模を大きくすることができます。

問68

浸透価格戦略

市場浸透価格戦略ともいい、新製品を市場に投入する時の価格設定の戦略の一つです。 低い価格を付けて早い時期で多くの人に購入してもらい、市場へ浸透させてマーケットシェアの拡大を図る価格戦略。 逆は上澄み吸収価格戦略

問69

デルフォイ

複数の専門家に同じ内容の質問をアンケート調査方式で回答を得て、それをフィードバックして再び調査、質問して回答を出してもらうことを繰り返し、意見を統計的に集約し結論付けていく技法。

クロスセクション法

過去に起きたことと似たようなことが起きると想定して先行事例をもとに予測を行う技法。

シナリオライティング法

現況からどのように進んでいくか想定して、シナリオを書いて将来を予測する技法。

親和図

バラバラのデータを内容の親和性によって整理し、グループ間の関係を明らかにして全体像がよくわからない問題の構造を明らかにする技法。

問75

定量発注方式

発注する基準となる在庫量を決めておき、在庫量がこの量まで減ったら一定量を発注する方式。 発注量は一般的に経済的発注量(発注量と在庫保管費が最小になる一回あたりの発注量)が用いられる。

問76

マクシミン原理

戦略の中で最小の利益のもの同士を比べて、最大の利益が得られる戦略を選びます。

問77

損益分岐点での売上高は、固定費と変動費の和に等しい。

問78

Webページの著作権

特定の分野ごとにWebページのURLを収集し、独自の解釈を付けたリンク集は、著作権法で保護され得る。

問79

コンピュータウイルス作成を処罰する法律
刑法

問80

請負契約

発注者から仕事を請け負って、自社の労働者によって仕事を行う契約方式。 自社が雇用する労働者を発注者の事業所で働かせる場合、発注者は次のように指揮命令をする。 - 雇用する労働者の労働力を、自ら直接利用する - 労働時間などに関する指示を自ら行う - 企業における秩序の維持、確保などのための指示を自ら行う

平成29年度 春期(問1〜40)

問2

近似式

近似式の計算は、n0〜3を代入して計算して、それぞれ問題と成立するかを見ていく。

問6

ユークリッド互除法

最大公約数を求めるアルゴリズム

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問8

プログラムレジスタ

命令を読み出すために、次の命令が格納されたアドレスを保持する

汎用レジスタ

演算を行うために、メモリから読み出したデータを保持する

フラグレジスタ

条件付き分岐命令を実行するために、演算結果の状態を保持する

命令レジスタ

命令のデコードを行うために、メモリから読み出した命令を保持する

問9

クロックゲーティング

動作していない回路ブロックへのクロック供給を停止する。
回路動作に伴って消費するダイナミック電力を抑えることができる。

パワーゲーティング

動作していない回路ブロックへの電源供給を遮断する。
クロックゲーティングに加えて電源供給を停止する方法。

マルチコアプロセッサ

消費電力や温度の問題ですべてのコアを最大の能力で動作させることができないことがあります。この時、使用していないコアがあれば、その電力枠を使って使用しているコアの動作周波数をあげるなどによって性能を高めることが可能。

問10

キャッシュの制御方式

ライトスルー方式

キャッシュメモリに書き込むと同時に主記憶にも書き込みを行う。

ライトバック方式

CPUはキャッシュに書き込むだけで処理を終了し、キャッシュから主記憶への書き込みはキャッシュメモリから当該データが追い出される時にCPUの空き時間で非同期に行われる。

問11

圧縮率が40% = 40%に圧縮するということ。

問12

CDN(Contents Delivery Network)

動画や音声などの大容量のデータを利用する際に、インターネット回線の負荷を軽減するようにサーバを分散配置する。

3層アーキテクチャ

Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの三つの構成要素に分けることによってコンテンツの検索を容易にすると同時に、システムの拡張性も高める。

問14

モニタリング

各プログラムの実行状態や資源の利用状況を測定し、システムの構成や応答性能を改善するためのデータを得る。

カタログデータ評価

システムの各構成要素に関するカタログ性能データを収集し、それらのデータからシステム全体の性能を算出する。

ベンチマーク

典型的なプログラムを実行し、入出力や制御プログラムを含めたシステムの総合的な処理性能を測定する。

問16

キャッシュメモリの置換アルゴリズム

FIFO

最初に記憶されたデータ

LFU

参照される頻度が少なかったデータ

LIFO

最後に記憶されたデータ

LRU

使われていない時間が最も長かったデータ

問17

オブジェクト指向開発のソフトウェアコンポーネントに関する問題

EJBEnterprise JavaBeans

サーバで動作するアプリケーションをJavaで構築するためのコンポーネントの規約。 ネットワーク分散オブジェクト環境を意識したJavaBeans(Javaで開発したソフトをコンポーネントソフトとして扱うための規約)をサーバ向けに拡張したもの。

EAI(Enterprise Application Integration)

企業内の複数のコンピュータシステムを連携し、効率的なデータやプロセス統合を行うこと。

ERP(Enterprise Resource Planning)

企業内の情報を統合的にとらえ、経営資源の最適化を図る経営概念。

UML(Unified Modeling Language)

オブジェクト指向ソフトウェア開発で用いられる表記法を標準化したもの(統一表記法)

問18

アサーションチェッカ

変数の間で論理的に成立すべき条件が満たされているかチェックするコードをプログラムに挿入して実行し、結果を確認するためのツール。

シミュレータ

テスト環境でプログラムを実行するためのツール。

静的コード解析ツール

ソースコードが規約に基づいて作成されているか確認できる。

テストカバレージ分析ツール

プログラムの実行された部分の割合を測定するツール。

問19

オープンソースライセンスのGNU GPLGNU General Public License)

GPLであるソースコードの派生物のライセンスは、無条件にGPLとなる。

問20

エネルギーハーベスティング

環境から採取できるマイクロワット級の微小なエネルギーを回収して電力に変換し、機器の動作などに活用する技術。

問21

エンディアン

多バイトで構成されるデータのメモリへの格納方法。

ビッグエンディアン

データの最上位バイトから順に格納する方法。

トルエンディアン

最下位から格納する方法。

問22

入力クロックを求める。
分周とは入力周波数/nの信号を得ること。

0.000001秒 = 1マイクロ秒

問23

代数の法則

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問24

シーケンスコード

連続で番号を割り当てたコード。

デジマルコード

10進法で表記されたコード全般。

ニモニックコード

対象物に合わせて人間がコードの意味を理解できるようにしたコードで、コードから対象物を連想することができる。

ブロックコード

レコードをいくつかのブロックに分類して、ブロック内で番号を割り当てたコード。

問25

ディザリング

表現可能な色を組み合わせて中間色など別の色を作り出す技術。

インデックスカラー

RGBまたはCMYKで表現できる多くの色の中から使用する色を256色や16色に限定し(カラーパレットといいます)、色データとして使用色の通し番号を使う色の表現方法。

オーバーレイ

色彩表現としてのオーバーレイは一つのピクセルまたは画像の上に、別のデータを重ねて配置することをいう。

カーニング

主に欧文書体に置いて特定の文字の間隔を調整することをいう。

問27

第1正規形

表中には繰返しや導出の項目は存在しない。

第2正規形

主キーの内容によって特定できる項目と主キーの一部によって特定できる項目が表に含まれていない必要がある。

第3正規形

主キー以外の属性(非キー属性)から他の属性が特定される属性が含まれていない必要がある。

第4正規形

多値従属性の排除。

多値従属性とは

ある属性から別の属性の集合が特定されるような関係。

問28

B+木インデックス

データが大量にあり重複したデータが少ない場合に効率よく検索することができる。B TreeとB+ Treeの違い

問29

デッドロック

片方が更新されるタイミングでもう片方はロックされる。
両方ともロックされたらデッドロックとなる。

問31

イーサネットCSMA/CD制御方式

ステーションがキャリア検知を行い、共有して利用するネットワークが利用中でないことを確認して データを送信します。 同時に送信を開始するなどして、データの衝突が発生した場合、ステーションはランダムな時間待ってからデータの再送を試みる。

無線LANRTS/CTS方式

データ送受信の開始時にデータ送受信のネゴシエーション
受信の確認はACK。

問32

ping

ネットワーク機器にICMPを使って文字列を送り、その返信の有無や時間、
経路によってネットワーク状態を診断するツール。

問33

FTP

TCP/IPネットワークにおいてファイル転送を行う際に利用されるアプリケーション層のプロトコル

PPP

2点間ノードを接続するためのデータリンク層プロトコルTCP/IP以外の通信プロトコルとも接続可能で、認証機能を備えているため、ダイヤルアップ接続する際のプロトコルとしても用いられる。

SLIP

PPPの登場以前にダイヤルアップ接続に用いられていたデータリンク層プロトコル。エラー処理の機能がないので、上位プロトコルで処理を行う必要がある。

UDP

トランスポート層プロトコルで、パケットの紛失やデータ誤りなどの完全性を保障しない代わりに、処理のオーバーヘッドを減らしたプロトコルVoIPなど音声や画像のストリーミングに用いられる。

問34

OpenFlow

ネットワーク機器のパケット処理ルールを制御するためのプロトコル。 物理ネットワークを防御するハードウェアと、コントローラと呼ばれる制御ソフトウェアを分離したSDN(Software-Defined Network)を実現する。

SDN

データを転送するネットワーク機器とは、分離したソフトウェアによって、ネットワーク機器を集中的に制御、管理するアーキテクチャ

問35

ブロードキャストストーム

ネットワークスイッチ間にループとなる経路ができることによって、特定のイーサネットフレームが大量に複製されて、通信が極端に遅くなったり通信できなくなったりすること。

問36

NAPT

グローバルIPアドレスとLAN内のコンピュータが使用しているプライベートIPアドレスを変換する技術。(=IPマスカレード

ファイアウォールにおいてのNAPT機能

インターネットにアクセスする組織内の利用者PCについて、外部からの不正アクセスを困難にすることができる。

平成28年度 秋期(問41〜問80)

問41

虹彩認証

パターン更新は不要
逆に、変更ができない分、虹彩情報の流出には注意が必要

USBメモリのディジタル証明書

USBから読み出しを行う

静電容量方式

空気とは誘電率の異なる指のような物体を使い、
指紋の溝の凹凸の距離を読み取ってパターンを認識

接触型ICカード

表面に電極が露出しており、リーダから給電された電力で動作

問42

ハイブリッド暗号方式

  1. 送信者が共通鍵暗号方式の鍵を作成する
  2. 鍵を使ってデータ(データ量が大きい)を暗号化する①
  3. 公開鍵暗号方式を使って鍵(データ量が小さい)を暗号化する②
  4. ①と②を受信者に送る

OpenPGPS/MIMEなど

問43

SPF

受信した電子メールの送信元ドメインが詐称されていないことを検証する仕組み


受信側のメールサーバが、受信メールの送信元IPアドレスと、送信元ドメインDNSに登録されているメールサーバのIPアドレスと照合する

問44

サンドボックス機構

プログラムに制限された実行環境を設けて動作させることで、他のプロセスやファイル等のリソースから隔離し、影響を及ぼさないよう安全に実行させる技術

問45

ファジング

検査対象のソフトウェアに問題になりそうなデータを大量に入力して
挙動を監視し、障害を発見するブラックボックス検査の一種

問46

UMLユースケース

システムとアクタの相互作用を表現する

問48

JIS X 0160

ソフトウェア実装プロセスは、システムの動作やインターフェース、
実装上の制約条件をシステム要素に置き換え、次の下位プロセスをもつ

要求事項分析

要求事項の正確さ、テスト可能性、運用環境への影響、一貫性、実装優先順位などの分析

方式設計

インターフェースやデータベースについての最上位レベルの設計、 ソフトウェア結合のための暫定的なテスト要求事項やスケジュールの定義

詳細設計

コーディング可能なレベルまでのコンポーネントの詳細設計

構築

ソフトウェア構成品目およびテスト手順の文書化、ソフトウェアのテストおよびテスト結果の評価

結合

ソフトウェア構成品目を組み合わせたソフトウェアの設計との一貫性確認、 構築のための結合計画の策定、結合、テスト、構成品目変更時再検証のための回帰戦略作成

適格性確認

定義された要求事項を満たすことの確認

問50

ソフトウェアの使用許諾

ソフトウェアの使用を許諾する側が、許諾を受ける側に対して、 コンピュータなどの電子計算機上において使用することを許諾する契約。
特許で保護されていない技術を使っていても著作権があり、使用許諾できる。

問51

PMBOKの統合変更管理

プロジェクトのすべての変更管理をレビューし、変更管理を承認しマネジメントするプロセス。

アーンドバリューマネジメント

ある時点での作業の進捗を金額などの価値に換算して、スケジュールやコストの 進捗状況を評価し、測定するコスト管理の手法。

コンフィギュレーション・マネジメント

プロジェクトのプロダクト、サービス、所産、構成要素などに対する変更と実施状況を 記録・報告したり、要求事項への適合性を検証する活動を支援したりする活動。

コンフリクトマネジメント

プロジェクトに置いて避けられないコンフリクト(衝突や対立)をオープンにし、 個人の人間性や過去にではなく、直面している課題や現在に焦点を当ててマネジメントする。

ポートフォリオマネジメント

経営資源や資産運用の有効な配分を行って、最適な決定をするための手法。

問52

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問54

PMBOK

プロジェクトマネジメントに、関する知識体系。 リスクとは、プロジェクトに対して何らかの影響を与えると思われる事象で 脅威となるマイナスのリスクと好機となるプラスのリスクがある。

マイナスのリスク

回避、転嫁、軽減、受容

プラスのリスク

活用、共有、強化、受容

受容はマイナスのリスクにもプラスのリスクにも採用される戦略。

問58

システム監査人の役割と権限

システム監査人は、システム管理者に対して監査の実施に協力するよう要請できる。

問59

システム監査人は、システム監査を行った結果をシステム監査報告書として作成する。 システム監査報告書には、指導事項のほかに改善勧告を記載し、その後の実施状況をフォローアップする。このフォローアップは、改善勧告が実施されるように指導するもの

問61

SOA(サービス指向アーキテクチャ

アプリケーションやその機能の一部を独立した部品にした「サービス」同士を組み合わせてシステムを作成する手法。

問63

BI(Business Intelligence)

業務システムなどに蓄積される大量のデータを収集・蓄積・分析・報告することで、経営などの意思決定に活用していく手法やシステム。

問64

PCリサイクル

使用済みのPCは廃棄者によって、「事業系PC」と「家庭系PC」とに分けられ、メーカが回収してリサイクルすることが義務づけされている。

問65

機能要件

利用者の要求を満足するためにシステムやソフトウェアが実現しなければならない機能(業務機能)

非機能要件

機能要件以外の性能容量情報セキュリティ拡張などの全ての要件。
IPAによれば、"非機能要求グレードの基本コンセプト"として、可用性性能・拡張性運用・保守性移行性セキュリティシステム環境・エコロジーに分類している。

問66

請負契約

ベンダはユーザから請負って仕事(受託業務)を行い、完成させ、成果物を引き渡す。ベンダは仕事を完成させる義務を負っている。

準委任契約

ユーザはベンダに特定の行為(事務や作業など)をすることを委任する契約。 ベンダは善良な管理者の注意をもって委任事務を処理する義務を負っていますが、仕事の完成の義務は負っていない。

要件定義

準委任

問67

ベンチマーキング

競合相手、先進企業の手法、優れた業績を上げている企業やビジネスモデルなどのベストプラクティス(最善の方法や事例)を探し、それを指標(ベンチマーク)として自社と比較・分析を行い、学び、取り入れて業務の改善や経営改革を進める手法。

ナレッジマネジメント

社内の散在している知識を共有して全体の問題解決能力を向上させる

コアコンプタンス経営

独自のノウハウや企業の核となる技術などの強みをいかした経営。

問68

成長マトリクス

H.I アンゾフが提唱した経営戦略の方法論。
縦軸に市場、横軸に製品を取り、それぞれに既存、新規の区分を設けた2次元の表を作り、四つの戦略に分類して配置したもの。

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問69

RFM分析

顧客の一人ひとりの最新購買日(Recency)累計購買回数(Frequency)累計購買金額(Monetary)を積み上げて、重み付けをして顧客を分類する顧客分析手法の一つ。
最近、来ないが累計購買回数は多い人は離反している恐れがあり、調査が必要。

問70

魔の川

研究開発が基礎研究から始まり、製品化を目指す応用研究(開発)に進めるかどうかの難関・障害。

死の谷

研究開発で創出された成果が資金不足や様々な壁のために製品化や事業化に結びつかず、研究開発が死んでしまう状況を意味する。
また、研究開発と事業化に至る間にある難関・障害を指す意味でも使われる。

ダーウィンの海

死の谷を越えて事業化に至ったものの顧客に受け入られない、他企業との競合などによって産業化に至らない難関・障害。

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問72

クラウドソーシング

クラウド(群衆、一般の人)とソーシング(外部委託)を組み合わせた造語で、 不特定の個人(クラウド)に仕事を外部委託(ソーシング)することを意味する。

アウトソーシングとの違い

相手が専門家やプロフェッショナルの請負業者かどうか

問74

ガントチャート

日程計画を立て、進捗状況を把握して工程を管理するための図。 作業項目とその開始時点及び終了時点、所要日数の計画と実績の比較が一目でできる特徴がある。

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問78

知的財産権

特許権実用新案権、営業秘密、、、etc.
たくさんある

産業財産権

知的財産権のうち
特許権実用新案権意匠権商標権
産業財産権といわれる

問80

集団思考

チームの団結力に従ってしまう。

平成28年度 秋期(問1〜問40)

問3

逆ポーランド記法

AB-のように[項][項][演算子]という表記

問4

有限オートマトン

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状態遷移表

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問5

「各節点に4個のキー」
一番最初から4個のキーをもつ

問6

ヒープソート

未整列の部分を順序木にし、そこから最小値を取り出して整列済の部分に移す。
この操作を繰り返して、未整列の部分を縮めていく。

問7

WebSocket

HTML5においてサーバとクライアント間で双方向通信を行うための通信規格

問8

パイプライン制御

命令の実行ステージごとに命令を並列に動作させることが可能。
5ステージ目には次の1ステージ目を並列に動作させられる。

問9

間接アドレス指定方式

処理対象データが格納されている記憶場所のアドレスが格納されている記憶場所のアドレス

問11

VLIW

プロセッサ
同時に実行可能な複数の命令をまとめて一つの命令として、同時に実行

問13

クラスタソフトウェア

自動的に待機系サーバに処理を引き継ぐ機能をフェールオーバという。

問15

1MIPS = 1秒間に100万個の命令実行能力
100MIPS = 1秒間に1億個の命令実行能力

問18

ページフォールトは、実メモリ上にないページにアクセスされた際に生じる。

問19

タイムクウォンタム(タイムスライス)

一台のコンピュータを同時に複数の主体で利用できるよう、処理時間を非常に短い時間で均等に分割したもの。

ラウンドロビン方式

際限のあるリソース(資源)を順繰りに割り振ってゆく方式のことである。

問20

RFIDとは、ID情報が埋め込まれた小型のICチップをタグやカードに埋め込み、
情報のやり取りを行うもの。
電子マネー、万引き防止タグなど

パッシブ方式RFタグ

アンテナから電力が供給される

問21

フラッシュメモリ

  • 主記憶に比べて、書換え速度は遅い
  • 書換え回数も有限
  • 電気的に消去する
  • 不揮発性
  • ブロック単位での消去

問22

標本化周波数 1kHz = 1000回/秒 サンプリング

問25

SMIL

(Synchronized Multimedia Integration Language)
W3Cの勧告に基づくXMLフォーマット。
動画や音声の埋込み、レイアウト、状態遷移などをコントロールする。

問26

3層スキーマ

利用者→外部スキーマ概念スキーマ内部スキーマ→データベース

外部スキーマ

データアクセスなどアプリケーションや利用者、プログラマが利用する部分の構造を定義

概念スキーマ

現実世界を抽象化したデータベースの全体の論理的な構造を表現

内部スキーマ

データベースのディスクへの格納など、
コンピュータ上で表現するための物理的なファイルを
管理するためのデータベースの構造を定義

問27

B+木インデックスが1件のデータ検索のとき、 ノードへのアクセス回数のオーダを表す式は
logX

問28

実表

実体のある表

導出表

一つ以上の実表から関係データベースの操作によって
作成される仮想の表でビュー表とも呼ばれる

導出表は実表の射影や結合といったデータベースの操作によって生成される

問29

SQL

問30

問32

ARP

IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコル あるIPアドレス宛ての通信を、どの機器に送るかを調べるために使われます

TCP

IPネットワークにおける誤り制御のためのプロトコル

RIP

ゲートウェイ間のポップ数によって経路を制御するプロトコル

DHCP

端末に対して動的にIPアドレスを割り当てるためのプロトコル

問33

グローバルアドレス

直接インターネットに接続して使うことのできるIPアドレス アドレス範囲により使える範囲が変わる
- クラスA 1.0.0.0〜9.255.255.255、11.0.0.0〜126.255.255.255
- クラスB 128.0.0.0〜172.15.255.255、172.32.0.0〜191.255.255.255
- クラスC 192.0.0.0〜192.167.255.255、192.169.0.0〜233.255.255.255

プライベートアドレス

インターネット上では利用できませんが、LAN内で自由に使うことのできるIPアドレス
- クラスA 10.0.0.0〜10.255.255.255 - クラスB 172.16.0.0〜172.31.255.255 - クラスC 192.168.0.0〜192.168.255.255

ブロードキャストアドレス

IPアドレスのホストアドレス部のビットをすべて1にしたもので、
1:Nの通信に使われる。

マルチキャストアドレス

一般に、パケット通信は1:1の通信を行いますが、
1:Nの通信を行うのがマルチキャストアドレス
アドレス範囲:224.0.0.0〜239.255.255.255

問34

NAPT

LAN内のコンピュータが使用しているプライベートIPアドレス
グローバルIPアドレスに変換する技術 IPマスカレードともいう

問35

SOAP

XMLスキーマに基づき、他のコンピュータのオブジェクトを
利用するためのプロトコル

CORBA

ソフトウェアコンポーネントの相互利用のための標準規格

DCOM

コンポーネント間の通信規格

SIP

通信セッションを確立するための通信規格

問36

IPv6に置いて、拡張ヘッダを利用することで
暗号化機能を実現できる

問37

OP25B

メール送信に用いるSMTPが利用するIPネットワークの
25番ポートを経由した通信を、プロバイダの管理外にあるサーバに
接続できないように遮断することでスパムメールの送信を防ぐ仕組み

問38

チャレンジレスポンス方式

通信途中でパスワードが盗聴されないように、サーバが作成した乱数と
パスワードから一方向性関数を使って計算したレスポンスを作成して
サーバに返信することで認証情報の確認を行う

問39

AES

データベースで管理されるデータの暗号化に用いることができ、
かつ、暗号化と復号とで同じ鍵を使用する暗号化方式。


鍵長が短く脆弱となったDES後継の共通鍵暗号
無線LANで使用されている

問40

リスクベース認証

ユーザ認証で通常と異なる「振る舞い」や「環境」を
認識した時に、追加の認証を行って不正ログオンを未然に防ぐ仕組み

平成22年度 春期(問1〜40)

問1

離散数学

計算系

問2

離散数学

計算系

問3

M/M/1

待ち行列モデル M/M/1 では、条件としてトランザクションの到着間隔はランダムであり、待ち行列内のトランザクション数は一定である

この条件を考えると、プリンタの処理状況によって処理要求の到着間隔を操作する行為は条件に反すると言える

問4

アルゴリズム

var x=10, y=20, z=0, i=1;
while(true) {
    document.write('i='+i+'( ');
    //yの0ビット目が1かを確認
    if ((y & 1) > 0) {
        z = z + x;
    }
    document.write('y[0]='+(y & 1)+', z='+z);  
    x = x << 1; //xを1ビット左シフト
    y = y >> 1; //yを1ビット右シフト
    i = i + 1;
    document.write(', x='+x+', y='+y+' )<br>');
    if (i > 16) {
        break;
    }
}
document.write('<b>出力Z='+z+'</b>');