平成29年度 春期(問1〜40)
問2
近似式
近似式の計算は、n
に0〜3
を代入して計算して、それぞれ問題と成立するかを見ていく。
問6
ユークリッド互除法
最大公約数を求めるアルゴリズム
問8
プログラムレジスタ
命令を読み出すために、次の命令が格納されたアドレスを保持する
汎用レジスタ
演算を行うために、メモリから読み出したデータを保持する
フラグレジスタ
条件付き分岐命令を実行するために、演算結果の状態を保持する
命令レジスタ
命令のデコードを行うために、メモリから読み出した命令を保持する
問9
クロックゲーティング
動作していない回路ブロックへのクロック供給を停止する。
回路動作に伴って消費するダイナミック電力を抑えることができる。
パワーゲーティング
動作していない回路ブロックへの電源供給を遮断する。
クロックゲーティングに加えて電源供給を停止する方法。
マルチコアプロセッサ
消費電力や温度の問題ですべてのコアを最大の能力で動作させることができないことがあります。この時、使用していないコアがあれば、その電力枠を使って使用しているコアの動作周波数をあげるなどによって性能を高めることが可能。
問10
キャッシュの制御方式
ライトスルー方式
キャッシュメモリに書き込むと同時に主記憶にも書き込みを行う。
ライトバック方式
CPUはキャッシュに書き込むだけで処理を終了し、キャッシュから主記憶への書き込みはキャッシュメモリから当該データが追い出される時にCPUの空き時間で非同期に行われる。
問11
圧縮率が40% = 40%に圧縮するということ。
問12
CDN(Contents Delivery Network)
動画や音声などの大容量のデータを利用する際に、インターネット回線の負荷を軽減するようにサーバを分散配置する。
3層アーキテクチャ
Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの三つの構成要素に分けることによってコンテンツの検索を容易にすると同時に、システムの拡張性も高める。
問14
モニタリング
各プログラムの実行状態や資源の利用状況を測定し、システムの構成や応答性能を改善するためのデータを得る。
カタログデータ評価
システムの各構成要素に関するカタログ性能データを収集し、それらのデータからシステム全体の性能を算出する。
ベンチマーク
典型的なプログラムを実行し、入出力や制御プログラムを含めたシステムの総合的な処理性能を測定する。
問16
キャッシュメモリの置換アルゴリズム
FIFO
最初に記憶されたデータ
LFU
参照される頻度が少なかったデータ
LIFO
最後に記憶されたデータ
LRU
使われていない時間が最も長かったデータ
問17
オブジェクト指向開発のソフトウェアコンポーネントに関する問題
EJB(Enterprise JavaBeans)
サーバで動作するアプリケーションをJavaで構築するためのコンポーネントの規約。 ネットワーク分散オブジェクト環境を意識したJavaBeans(Javaで開発したソフトをコンポーネントソフトとして扱うための規約)をサーバ向けに拡張したもの。
EAI(Enterprise Application Integration)
企業内の複数のコンピュータシステムを連携し、効率的なデータやプロセス統合を行うこと。
ERP(Enterprise Resource Planning)
企業内の情報を統合的にとらえ、経営資源の最適化を図る経営概念。
UML(Unified Modeling Language)
オブジェクト指向ソフトウェア開発で用いられる表記法を標準化したもの(統一表記法)
問18
アサーションチェッカ
変数の間で論理的に成立すべき条件が満たされているかチェックするコードをプログラムに挿入して実行し、結果を確認するためのツール。
シミュレータ
テスト環境でプログラムを実行するためのツール。
静的コード解析ツール
ソースコードが規約に基づいて作成されているか確認できる。
テストカバレージ分析ツール
プログラムの実行された部分の割合を測定するツール。
問19
オープンソースライセンスのGNU GPL(GNU General Public License)
GPLであるソースコードの派生物のライセンスは、無条件にGPLとなる。
問20
エネルギーハーベスティング
環境から採取できるマイクロワット級の微小なエネルギーを回収して電力に変換し、機器の動作などに活用する技術。
問21
エンディアン
多バイトで構成されるデータのメモリへの格納方法。
ビッグエンディアン
データの最上位バイトから順に格納する方法。
リトルエンディアン
最下位から格納する方法。
問22
入力クロックを求める。
分周
とは入力周波数/nの信号を得ること。
0.000001秒 = 1マイクロ秒
問23
代数の法則
問24
シーケンスコード
連続で番号を割り当てたコード。
デジマルコード
10進法で表記されたコード全般。
ニモニックコード
対象物に合わせて人間がコードの意味を理解できるようにしたコードで、コードから対象物を連想することができる。
ブロックコード
レコードをいくつかのブロックに分類して、ブロック内で番号を割り当てたコード。
問25
ディザリング
表現可能な色を組み合わせて中間色など別の色を作り出す技術。
インデックスカラー
RGBまたはCMYKで表現できる多くの色の中から使用する色を256色や16色に限定し(カラーパレットといいます)、色データとして使用色の通し番号を使う色の表現方法。
オーバーレイ
色彩表現としてのオーバーレイは一つのピクセルまたは画像の上に、別のデータを重ねて配置することをいう。
カーニング
主に欧文書体に置いて特定の文字の間隔を調整することをいう。
問27
第1正規形
表中には繰返しや導出の項目は存在しない。
第2正規形
主キーの内容によって特定できる項目と主キーの一部によって特定できる項目が表に含まれていない必要がある。
第3正規形
主キー以外の属性(非キー属性)から他の属性が特定される属性が含まれていない必要がある。
第4正規形
多値従属性の排除。
多値従属性とは
ある属性から別の属性の集合が特定されるような関係。
問28
B+木インデックス
データが大量にあり重複したデータが少ない場合に効率よく検索することができる。B TreeとB+ Treeの違い
問29
デッドロック
片方が更新されるタイミングでもう片方はロックされる。
両方ともロックされたらデッドロックとなる。
問31
イーサネットのCSMA/CD制御方式
ステーションがキャリア検知を行い、共有して利用するネットワークが利用中でないことを確認して データを送信します。 同時に送信を開始するなどして、データの衝突が発生した場合、ステーションはランダムな時間待ってからデータの再送を試みる。
無線LANのRTS/CTS方式
データ送受信の開始時にデータ送受信のネゴシエーション。
受信の確認はACK。
問32
ping
ネットワーク機器にICMPを使って文字列を送り、その返信の有無や時間、
経路によってネットワーク状態を診断するツール。
問33
FTP
TCP/IPネットワークにおいてファイル転送を行う際に利用されるアプリケーション層のプロトコル。
PPP
2点間ノードを接続するためのデータリンク層のプロトコル。TCP/IP以外の通信プロトコルとも接続可能で、認証機能を備えているため、ダイヤルアップ接続する際のプロトコルとしても用いられる。
SLIP
PPPの登場以前にダイヤルアップ接続に用いられていたデータリンク層のプロトコル。エラー処理の機能がないので、上位プロトコルで処理を行う必要がある。
UDP
トランスポート層のプロトコルで、パケットの紛失やデータ誤りなどの完全性を保障しない代わりに、処理のオーバーヘッドを減らしたプロトコル。 VoIPなど音声や画像のストリーミングに用いられる。
問34
OpenFlow
ネットワーク機器のパケット処理ルールを制御するためのプロトコル。 物理ネットワークを防御するハードウェアと、コントローラと呼ばれる制御ソフトウェアを分離したSDN(Software-Defined Network)を実現する。
SDN
データを転送するネットワーク機器とは、分離したソフトウェアによって、ネットワーク機器を集中的に制御、管理するアーキテクチャ。
問35
ブロードキャストストーム
ネットワークスイッチ間にループとなる経路ができることによって、特定のイーサネットフレームが大量に複製されて、通信が極端に遅くなったり通信できなくなったりすること。
問36
NAPT
グローバルIPアドレスとLAN内のコンピュータが使用しているプライベートIPアドレスを変換する技術。(=IPマスカレード)
ファイアウォールにおいてのNAPT機能
インターネットにアクセスする組織内の利用者PCについて、外部からの不正アクセスを困難にすることができる。