平成29年度 春期(問40〜80)
問41
DNSキャッシュポイズニング攻撃対策
再帰的な問合せに対しては、内部ネットワークからのものだけに応答するように設定する。
問42
WPA2-PSK
アクセスポイントに設定されているのと同じSSIDとパスワードが設定されている端末だけに接続を許可する。
問43
WAF
XSSやSQLインジェクションなどの攻撃を検知してブロックする仕組み。 復号化する仕組みがない場合は、HTTPの通信の上に置く必要がある。
問45
VPNで使用されるプロトコルにTLS、IPsec、L2TPがある。
TLS(Transport Layer Security)
アプリケーション層のプロトコルをトランスポート層から見て認証・暗号化するプロトコル。SSLがバージョンアップして名称が変わったもの。
IPsec(IP Security architecture)
IPパケット単位で暗号化する仕組み。IPの拡張なのでOSI基本参照モデルでは第3層になる。
L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)
データリンク層の暗号化プロトコル。「Layer 2」がOSI基本参照モデルの第2層を示している。
問46
プラットフォーム開発
基本となるハードウェアとソフトウェアを共通化し、追加のハードウェアやアプリケーションを搭載することで様々な機器を開発する手法です。
メリット
ソフトウェアを複数の異なる機器に共通して利用することが可能になるので、 ソフトウェア開発効率を向上できる。
問47
汎化
いくつかのサブクラスに共通する特性を抽出してスーパークラスを定義すること。
特化
スーパークラスからサブクラスを作成すること。
問49
アジャイルソフトウェア開発
計画性を重視するウォーターフォール開発に比べて、開発単位を細分化し反復型の開発(イテレーション)を行いながら要件を満たしていくことでリスクを最小化し開発効率を高める。
問51(難しい)
アーンドバリュー分析
プロジェクトの成果を定量的に測定する手法。 スケジュールやコストの進捗状況を金額に換算して検証します。これを用いて、プロジェクトがある時点でどこまで進捗しているかを予測することができる。
PV(Planed Value)
測定時において終了すると予定していた作業量を金額で表したもの。
AC(Actual Cost)
PVまでに費やした作業量を金額で表したもの。
EV
PVまでに実際に終了した作業量を金額で表したもの。
問55
ITサービスにおける可用性
停止など支障なく利用者がITサービスを利用できることを指し、一般的には稼働率で示される。
問57
ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセス
根本原因の特定
障害などのトラブルによってITサービスを停止または品質を低下させる事象がインシデントです。 インシデントが発生した時は、インシデント管理プロセスでサービスを復旧させる。 この後、問題管理プロセスで問題の根本原因を特定して排除し、インシデントの再発や未然防止をする。
問59
販売管理システムにおける監査手続き
漏れや重複はプルーフリストと受注伝票との照合が行われているか、プルーフリストと受注伝票上の照合印を確かめる。
問62
プログラムマネジメント
複雑化、複合化した活動を複数のプロジェクトに分け、各プロジェクト間の調整、連携、相互作用によって目標を達成することを目指すマネジメント手法。
問63
バランススコアカード
財務の視点
顧客の視点
内部ビジネスプロセスの視点
在庫回転率、品質、納期、品切れ率など
学習と成長の視点
人材育成、新技術開発、知的財産向上など
問64
アクティビティ図
業務要件定義において、業務フローを記述する際に、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図。
クラス図
UMLの中で最もよく使われる重要な図で、クラスの構造やクラス間の静的な関係を表します。
状態遷移図
システムが取り得る状態が有限個の場合、状態がイベントをきっかけにして別の状態に遷移する状態を視覚的に表現する図。
ユースケース図
UMLにおいて、利用者から見たシステムを表したもの。システムの全体像、システムの機能と利用者の境界を明確に表現できる。
問65
ファウンドリ
半導体の生産設備だけをもっていて設計は行わないで、委託元の設計に基づいて半導体製造(委託生産)だけを専門に行う企業。
IPプロバイダ
IPは、設計資産のことで、設計した回路構成などのIPを販売する企業。
デザインハウス
半導体の回路設計のみを行う企業。半導体メーカから設計の全体あるいは一部分の設計の委託を受けて回路設計を行います。
ファブレスメーカ
製造業において、自社で工場などの生産設備を持たないで、生産については外部の企業に委託して行う企業。 寺社では製品の企画・設計や販売などを行い、生産は行いません。
問66
M&A(垂直統合)
製品やサービスを供給するために必要な業務や特定の工程(機能)を提供する企業を取り込むこと。 例えば、製品企画から製造、販売までを一貫して行うことができます。
M&A(水平統合)
同業種の企業がM&A、系列かや連携などで一体化すること。 これにより市場における規模を大きくすることができます。
問68
浸透価格戦略
市場浸透価格戦略ともいい、新製品を市場に投入する時の価格設定の戦略の一つです。 低い価格を付けて早い時期で多くの人に購入してもらい、市場へ浸透させてマーケットシェアの拡大を図る価格戦略。 逆は上澄み吸収価格戦略。
問69
デルフォイ法
複数の専門家に同じ内容の質問をアンケート調査方式で回答を得て、それをフィードバックして再び調査、質問して回答を出してもらうことを繰り返し、意見を統計的に集約し結論付けていく技法。
クロスセクション法
過去に起きたことと似たようなことが起きると想定して先行事例をもとに予測を行う技法。
シナリオライティング法
現況からどのように進んでいくか想定して、シナリオを書いて将来を予測する技法。
親和図法
バラバラのデータを内容の親和性によって整理し、グループ間の関係を明らかにして全体像がよくわからない問題の構造を明らかにする技法。
問75
定量発注方式
発注する基準となる在庫量を決めておき、在庫量がこの量まで減ったら一定量を発注する方式。 発注量は一般的に経済的発注量(発注量と在庫保管費が最小になる一回あたりの発注量)が用いられる。
問76
マクシミン原理
戦略の中で最小の利益のもの同士を比べて、最大の利益が得られる戦略を選びます。
問77
損益分岐点での売上高は、固定費と変動費の和に等しい。
問78
Webページの著作権
特定の分野ごとにWebページのURLを収集し、独自の解釈を付けたリンク集は、著作権法で保護され得る。
問79
コンピュータウイルス作成を処罰する法律
刑法
問80
請負契約
発注者から仕事を請け負って、自社の労働者によって仕事を行う契約方式。 自社が雇用する労働者を発注者の事業所で働かせる場合、発注者は次のように指揮命令をする。 - 雇用する労働者の労働力を、自ら直接利用する - 労働時間などに関する指示を自ら行う - 企業における秩序の維持、確保などのための指示を自ら行う